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なぜ日本人観光客はサハ共和国へ行くのか?
何百人もの日本人が、フェスティバル「冬はヤクーツクから始まる」を見るためにサハ共和国(ヤクーチア)の首都、ヤクーツクを訪れている。スプートニクは、ロシアで最も寒い地域への日本人の訪問について、サハの名所やレクリエーションについて、「ヤクーチアおもてなし協会」のタチアナ・ティムィロワ会長に話を聞いた。
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ティムィロワ会長「私たちの協会は、ホテル関係者やレストランのシェフ、旅行会社など、旅行客の気分や快適さに関係のある機関などが加盟しています。そして12月1日には『冬はヤクーチアから始まる』を祝うことが伝統になっています。これを目当てに国内外からたくさんの方が来ます。日本からのお客様がたくさんいらっしゃるので、世界の寒極であるオイミャコンへのツアーを実施します。そこでは、冬はマイナス60度にもなります。」
世界一寒い大冒険:オイミャコンで感じた、自然と共存する素晴らしさ
人が住んでいる場所の中で最も寒い場所は、ロシア連邦サハ共和国にある、オイミャコン村だと言われている。オイミャコンの最低気温の記録はマイナス71,2 度で、人口は900人を少し超える位である。極寒地にロマンを感じてオイミャコンを訪れる人は後を絶たず、日本人も例外ではない。
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日本人の団体客、しかも約170人という大人数でやって来たのは2017年8月のことだった。冬も良いが、夏の自然の美しさも負けず劣らず旅行者を魅了している。ヤクーツクには巨大なダイヤモンド採掘場「ミール」や自然公園、滝「クルルウル」を始め、たくさんの観光名所がある。
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ヤクーツクはマイナス35度です。でも日本人を凍えさせるようなことはしませんよ。ヤクート人の伝統的な日常をお見せし、民族料理をお出しします。それは凍った魚で、火を入れなくても食べられるものです。また、ヤクーツクの野草を添えた鹿料理などもあります。フェスティバルのプログラムは充実していて、世界中から参加者が集まる雪像や氷像のコンテスト、鹿や犬のレース、地元民芸品、毛皮、ジュエリーなどの展示や直売があります。また、これは『ヤクーチアの味』という食イベントを兼ねており日本人シェフもお招きしています。彼は日本の伝統料理について公開講座を開くとともに料理コンテストの審査員にもなります。日本人の皆さんが来てくれることが本当に嬉しいですし、本当のおもてなしができるように頑張ります。
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ティムィロワ会長
これまでサハ共和国に来る日本人は少人数で、エキゾチック愛好者だったり、ジャーナリストだったり、マンモスを研究する学者だったりした。ちなみにサハ共和国では非常に保存状態のよいマンモスが永久凍土の中に見つかっている。2012年、ヤクーツクでは3万9千年前に命を落とした少女マンモス「ユカ」の頭蓋のCTスキャンが撮影された。
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